理系ろう学生の集い 理系ろう学生の集い
 2015年度  
 2014年度  
 2013年度  
 2012年度  

←2015年度のページに戻る

2015年5月1日

DSOの活動内容とデフエキスパートシンポジウム

 こんにちは!理系ろう学生の集まり(Deaf Science Organization 通称DSO)のシモです。新年度が始まりましたね~。良いスタートを切れるよう、今後も励んでいきましょう!
 さてさて、今年度初の記事なので、「DSOって何?」という疑問に答えていきたいと思います!
 DSOが設立されたのは2011年度のことです。周りは文系と福祉系のろう学生が多く、理系ろう学生が少ないことから下図のような悩みを持つ会員がいました

 そういう思いから、全コンの非会員・会員問わず全国の理系ろう学生に声をかけ、設立されました。そのため、DSOは『ヘンタイに寛容たれ』…つまり、自分の専門について嬉々と語る変人(=知のヘンタイ)を受け入れることをモットーに活動をしています。
 また、活動方針に『過去・現在・未来』を掲げ、過去のろう学生(=社会人)・現在のろう学生(=大学生)・未来のろう学生(=中高生)との交流を重視しています。その結果として、DSOには多彩なメンバーが所属するようになりました。
   今回のDSO人数割合は4年生のメンバーが皆卒業した為、OBOGの割合が半分以上になった形ですね。
 DSOのグループはバリバリ理系の方が多いですが、他にも法学や経済学を専門とする文系の方もいます。DSOは理系の人だけでなく、理系に興味のある文系の人へもウェルカムで、アットホーム的な団体です
 その一方で、年に数回「理系ろう学生の集いー通称DSOの集いー」も行われています

 【第3回DSOの集いの様子】
 この「DSOの集い」では、理系ろう学生がパワーポイントを用いて自分の専門内容を相手に分かりやすく発表したり、実験体験やクイズなどをして交流+理系の知識の共有を行っています。
 そう考えてる方はぜひ「DSO の集い」 に参加してみてください!「DSO の集い」の中で公式などはあまり使いませんし、理系トピックについて語り合える良い機会になると思います。
 昨年度は理系、法律系、福祉系のろう学生が合同で企画をたてた「デフ・エキスパートシンポジウム」が行われました!
 教育についてや理系についてなどの 幅広い発表、1 つの課題について様々 な視点から解決方法を考えるディスカッション、楽しいワークショップが行われました。今年度も行うことに決まったらぜひ、参加してくださいね!

  【デフ・エキスパートシンポジウムの感想】

実行委員長

今回のDESはDSO・DLPO・DWSでは初めての合同シンポジウムであり、様々な課題もあった。 例えば、大学で学ぶ専門的な内容の一端を専門外の方でも楽しく体験できるよう工夫することは私たちスタッフにとって最大の悩みだった。 しかし、なんやかんや言っても、私たちスタッフ自身も密度の濃い2日間を過ごせたと思う。 また、参加された方からの積極的な意見、発表、働きかけもあったからこそ熱い2日間になれたと思う。 協力してくれたスタッフの皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました!


実行委員 Aさん

様々な専門内容についてがそれぞれ分かりやすくまとめられていて、「なるほど」と思えることが多くあった。
他に、アナグラムや塩基配列などのゲームもあり、交流しながら専門内容について楽しく学べた。 この企画から自分の視野を広げることが出来たと思う。


実行委員 Bさん


専門分野が大きく異なる人に、知識を整理して伝える難しさを知ることが出来た。
自分は色々なことに興味がある為、これからも多くの分野で交流したいなと考えている。


実行委員 Cさん


自分の専門だけではなく、他の分野の魅力にも触れられて楽しかったです!
一つの専門だけにとどまらない考え方ができたので良かったです。


デフエキスパートシンポジウムから自分の専門とは違う内容に触れる楽しさを見つけたようですね!
新たな視点を得る良いきっかけになったと思います。
最後に、このコラムからDSOに興味を持った方は下記のアドレスへ連絡をくださいね~!

連絡先: dso-world [at mark] gmail.com

今後も素晴らしきDSOであれ!




---------------------------------------執筆者----------------------------------------

 シモ
 大学生

 金属材料学が専門.

----------------------------------------------------------------------------------------


←2015年度のページに戻る