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2015年7月12日

国立情報学研究所オープンハウス2015に行ってきました

国立情報学研究所

 2015年6月12日(金)~13日(土)、学術総合センターにて「国立情報学研究所オープンハウス2015」が行われました!私は6月13日(土)のみ参加しましたが、目からウロコが落ちる内容が多くありましたね!!
 ちなみに、国立情報学研究所はネットワーク、ソフトウェア、コンテンツなどの情報関連分野の新しい理論や方法論から応用までの研究開発を総合的に推進する研究所です。
 オープンハウス2015の会場に着いた私は先輩と共にまず「NII研究100連発」という研究プレゼンを見に行きました。その企画は約1時間の間にそれぞれの研究者が研究内容を短くプレゼンをする企画です。短く、かつ分かりやすく発表するという、かなり難しい企画である故、どう発表するか興味がありました。
 プレゼン会場はステージがあり、IP Talkのソフトを用いたパソコンテイクもありました。しかも、このような情報保障がついたのは今回が初めてとのことでした!理系の内容をろう学生も深く理解できる良い機会だと思いました。
 プレゼン企画の時間になるとうさみみと白衣を着た人と私服を着た人が司会者として現れ、一瞬「!?」と驚きましたね。どうやらうさみみは脳波で動くうさみみらしく、「先端技術がそこにも生かされているのか」と目からウロコが落ちました(笑)
 それぞれの研究者がプログラミングについてや3Dモデル図についてなどの研究内容を5分ぐらいで10件紹介しておりました。  

「3Dモデル図に任意のカット面を描くことを可能にする方法」
「アルゴリズムをもっと分かりやすく作り、プログラミングしていく内容」
「ネット選挙の効果は果たして良いのか?政府に対する若者の考えについての統計結果と考察」
などなど・・・
 一見簡単に見えるテーマですけど、そのテーマを達成する方法に無駄が多かったり、可能にする為のプログラミングに問題が多かったりしたという内容をプレゼンしておりました。「テーマだけ見ると単純に思えるけど、実際に研究してみるとなると研究者のような研究活動が必要になってくるのだな」と、ただ実験をして結果を得て終わるようではいけないということを感じさせられました。
 「NII研究100連発」が終わった後は各院生や教授のポスター展示を見学しました。ポスター展示で色々興味惹かれるテーマが多くありましたね。例えば、

 「視覚言語の多様な広がりを記録・分析する 情報技術をつかって『生きたことば』を捕まえる」
 「ロボット演劇における身体と会話 ロボットは井戸端会議に入れるか?」
 「人工頭脳プロジェクト」

・・・色々興味湧きそうなテーマだらけですね!実際に体験してみるデモなどもありましたし、科学を楽しむのにうってつけな場所だったと思います。興味のある方、次回のオープンハウスに参加してみましょう!自分なりの理系トピックを増やしていきましょう!
 本当に、知的好奇心がどんどん湧いてきた1日でした。




---------------------------------------執筆者----------------------------------------

 シモ
 大学生

 金属材料学が専門.

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